マイホームを購入する際は住宅ローンを組むことが一般的です。
住宅ローンは数十年にわたって返済し続けなければならないため、途中で返済が苦しくなることがあるかもしれません。
万が一、住宅ローンの返済が滞るようなことがあったらどうなってしまうのでしょうか。
今回は住宅ローンを滞納したらどうなるのか、またその対処の方法についてご説明します。
住宅ローンを滞納したらどうなる？
住宅ローンの滞納が半年を越えると、分割で支払う権利を失うため、銀行などの金融機関から残債を一括請求されてしまいます。
保証会社が入っている場合は保証会社がいったん立て替えてくれますが、その後は保証会社の立て替えてもらった分を返済しなければなりません。
もし、保証会社への返済もままならない場合どうなるかというと、競売や任意売却で自宅を手放すことになります。
このときの売却価格がローンの残債を超えれば完済になりますが、残債を超えなかった場合は自宅を失ううえに、さらにその後も残債を返済し続けなければなりません。
住宅ローンを滞納してしまったときの対処方法とは？
住宅ローンを滞納してしまったら、まずは金融機関に連絡を入れて相談しましょう。
状況によっては3か月ほどであれば返済を待ってもらえる可能性もあります。
金融機関によっては、ボーナス支払いなどの条件変更ができるところもあります。
それでも返済が難しい場合は、借り換えや任意売却を検討しましょう。
任意売却であれば競売よりも高値で売却できる可能性があるため住宅ローン返済の負担を軽減することができるでしょう。
また、リースバックという手段もあります。
リースバックは物件の売却後に買主と賃貸借契約を結び、買主に家賃を支払いながら物件にそのまま住み続ける方法です。
住宅ローンを滞納しそうなときにできるローンの借り換えとは？
住宅ローンを滞納してしまいそうになったら、実際に返済できなくなる前に借り換えをおこなうのも1つの方法です。
借り換えによって返済期間を長くできれば、そのまま返済し続けられるかもしれません。
ただし、新たにローンを借りる金融機関でも審査があったり、コストがかかるなどのデメリットもあります。
また、ローンの滞納を繰り返してしまうとブラックリストに載り、借り換えができなくなってしまうため注意しましょう。
まとめ
住宅ローンを滞納すると最悪の場合、自宅を手放さなくてはならず、そうなる前に対策を講じなければなりません。
まずは金融機関に連絡し、返済を待ってもらったり返済条件を変えられたりできないか、交渉してみましょう。
それでも返済が難しい場合は、借り換えや任意売却を検討することをおすすめします。
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